心穏やかに生きる哲学 ストア派に学ぶストレスフルな時代を生きる考え方

読書メモ

土日の自動車教習所も終わり、平日の朝の勉強時間が空いたので、ここから一気に読書ペースを上げていきます!!

今回は哲学寄りな著書をセレクトしました

元々哲学周りが好きなので楽しめましたが、万人受けするかどうかは不明な内容ですね

印象に残った部分

自分が特に印象に残ったのは、マルクス アウレリウスの言葉

「私たちが耳にするのは意見であって、事実ではない。」

「私たちが目にするのは1つの考え方であって、事実ではない」

この言葉をよく考える必要があると感じました

今の時代、AIに聞けばある程度のことが分かる時代です

どこまでを自分で考えた方が良いのか、考える時代に来たと感じています

自分の仕事の中で、どれが電話交換手のような仕事になってしまうのか?

どこに注力すべきか悩む毎日です

そんな時AI関係の未来予測に頼りたくなる時もありました

でも、今考えればここまでのLLMの進歩を言い当てられた人はいませんでした

直近で言うなら、動画生成にはまだまだ時間がかかると言われてきました

しかし動画生成ももう実用化の段階まできています

そうなると、誰かの発言を元に自分を設計していくのは自分の人生の選択を他人に委ねているようで気分が悪いです

それでも最新のAI情報にアクセスするのは仕事として必須

そこで先ほどの言葉が効いてくるわけです

今自分が接している言葉や反応が事実ではなく、意見の1つである

そのような意見も大事ですが根本的に大切なのは自分がどうしたいのか

自分の中の人生の軸を考えること

ここで言う軸は仕事の指針ではなく、自分の生き様

誰かに親切にする、とかゴミを拾う、とかお金になるわけではないけどやらないと気分が悪くなる

ある意味自分を自分たらしめる格をどう持つか、だと思います

プライド、というとなんだか安っぽい感じがするのと青木真也選手に影響されているのかも知れませんが最近は自分が自分に求める格、と言うものを意識するようになりました

普段の立ち振る舞いから、それが自分の求める格にあっているか

そう考えると目先の誘惑に絆されることも減るので今後も自分の格を意識して積み上げていこうと思います

ストア派の自己評価判断基準

そんな格を意識し始めた自分にも使えると思ったのが以下のストア派の自己評価判断基準です

「私は自然と調和して生きているだろうか? 

私は4つの美徳である賢明さ、節制、正義、勇気を用いたり、磨いたりしているか? 

私の心は穏やかで落ち着いているのか? 

私は理性をはたらかせているのか? 

私の品性はどういう状態なのか?」

この4つの美徳を活かせているか、毎日自分に問うてみようと思います

5年日記をつけ始めて2年が経過中

ここに新しくこの自己評価基準を足して自省録にしていきたいと思います

振り返ると、ここまで2ヶ月程仕事をこなす中で、あっという間に1日が過ぎていきます

今日も気がついたら16時で1日があっという間です

そうすると、このあっという間の時間にどのくらい挑戦して成長できるか

この積み重ねが出来たかどうかで自分の成長曲線が大きく変化します

早急に自分のチャレンジを混ぜ込んで毎日邁進しないと、エンジニア終了のお知らせがすぐそこまで来そうです

最後に

今回はストア哲学について学んでみました

この時代にできた哲学の良いところは、死が身近にあった時代で自分たちと深く向き合っていた賢人の話が今も使えるところです

結局、良き教えだからこそ2000年経っても残っているわけで

この流れの早いように錯覚させるような現代には、俗世から距離を置いて自分を見つめ直せる人が幸せになりそうな気がしています

読書記録

著者

semiramisu

公開日

2025 - 06 - 23

ライセンス CC BY-NC-SA 4.0