上長面談
先月7月の働き方をまとめて自分のマネージャーと相談するという機会を得ました。その中で仕事についてはよくやっていただいているという評価をいただいたのですが、1点気になる点という形で指摘されました。それが言語化能力です。それの改善のためにこのブログを書いているところで、最近は音声入力を活用していますが、まだまだこの訓練が足りないなと感じた瞬間でもありました。というのも私がこのチームに入るまでは、ベテランの方々であったり経験年数の多い方がDSチームとして多くいました。そのため、行った分析や皆さんが作った機構の内容というのがNotionに求められています。このNotionのまとめがすごい重厚であります。この重厚というのは、読む側からすれば一気に情報が来るという側面もありつつも、足りない情報がないという意味では素晴らしく整ったドキュメントです。一方で、私が自分が行った分析をドキュメントにまとめようとした際には、そういった重厚な先輩たちのドキュメントを参考にする必要がありましたというか、参考にしてしまいました。結果として、まだよく分かっていない私の分析を長々と書いてしまい、結局何が言いたいのか、要領をつかめないような長尺の文章を書いてしまっているというご指摘を受けました。これはごもっともですね。もともと私も大学時代は逆に短くまとめるというところに注力していたので、短くまとめるのはある程度できるというふうに自覚しているのですが、長く詳しく書くというのは厳しいです。上長としては他のメンバーが得意な能力を持っているからであって、何か劣っているわけではないというフォローを受けましたが、得意な能力というふうに差をつけるのではなく、単純に自分が劣っているとも言えます。もちろんドキュメントを書くことが仕事なわけではないので、KPIとしてはチームの合意が取れればいいんだよというところ、きれいな資料を作ることがゴールじゃないんだよというのは強く受けました。また、チーム合意というところにKPIを置けば、ある意味簡素に重要な点だけ書いて網羅さえしていれば、長々と書く必要はない。一方で、長々と書くことによって「ちゃんと頑張っているな」とか「ちゃんと理解しようとしているな」というチームの信頼残高を稼ぐという手法も一方であるよね、というふうには言われました。これが何とも言えないところですが、あくまでチーム合意を取るというKPIからすれば、合意と過不足なく情報が伝わればいいので、短くまとめること自体はOKです。書く側の負担も読む側の負担も減ります。短く書くことが大変だという点を一旦置いておいて、ただし、他の人から見ると手抜きをしているんじゃないかと見られかねないのも事実です。むしろ長く書いた方が、頑張って色々調べて色々やったんだなという痕跡が見え隠れするという点があります。これはある意味、免罪符的なところもあるんじゃないかとは思いますが、その自分の能力を考えると、今は長々と書くべきではない。
一方で信頼残高を稼がないとチームで今後危ないかもしれないといったところの狭間で揺れているなというのを感じました。そこで考えたのは、一旦は短いフォーマットで書くことです。その中で文章を書く力や、チームで何を押さえなきゃいけないのかというポイントを押さえていき、後々少しずつ分量を増やすのか減らすのかの方向で進めていくということを考えています。
個人的には、必要最低限の情報で過不足のない情報を短く伝えることに魅力を感じているので、ここで頑張れればいいなと思っています。
まとめ
DSの場合は分析をすることはもちろん、それをどう解釈するかという解釈可能性のところにも価値があります。それを過不足なくきちんと伝えること、また、もしも自分の分析で行き詰まっている点があればきちんと周りに共有し、チームとして良い結果が出るように邁進していくこと。この2つを両立するための資料作りが求められます。
資料作りに長く時間をかけても分析ができるようになるわけではありません。もちろん視点だったり新しい考え方が間接的に役立つ可能性はありますが。
自分が何を伸ばしたいのか、それを比重をどう考えるべきなのか。それを考える今回のNotion作成であり、今回の詰まりや、私が作った機械学習モデルの詰まりもそれに関連するなというふうに感じました。
コメント