話したい内容 引き出す質問のポイント 自分が聞きたい結論を引き出すようなコメントとの差
選挙関連があって、久々にいろんなYouTubeを見ていました。いろんなテレビ番組の公式が出している動画ですね。この中で、これは結構違うという質問の仕方がありました。違うというのは、YouTube番組とテレビ番組の違いがありました。
もちろん、これはあくまで自分が感じただけなので、実際にそういうものに差があるかどうかは要検討が必要ですが、違いがあるにせよないにせよ、自分の必要性のための参考になると思ったので、こうして形に残しておきます。
オープン・クエスチョン
本当に特に感じたのはReHacQの質問を見ながら思ったことです。例えば、政治家の人に話を聞く際に「どうしてそう思ったんですか」とか「根拠は何なんですか」とか「何を成し遂げたいんですか」みたいな、すごいオープンクエスチョンが多いなという印象を受けました。
その結果、聞かれている方もいろいろ話してきますし、話し手が話したいことを話すから、良い意味でボロが出てくるというか、その人の核となる考え方や信念が見えるなという印象でした。
一方で、他のテレビ番組の話を見ると、「今回の選挙の行方はどうですか」とか、「これは結果論ですけど、何をこういうふうにしているとお考えだと思うんですが、いかがですか」といった形で、ある意味答えを断定させるというか、答えの方向性を決めているような質問が多いなと感じました。これはテレビ番組の構成上、最後に話を持っていきたいと思う流れがあるから、多く決めているのかなとも感じます。
以前どこかで、質問というのは相手に回答を強いるような、結構強いものだと感じた覚えがあります。質問されているのに回答しないと嫌な感じが出ますし、質問の仕方一つで意地悪に聞こえたり、相手の良いところだけを引き出して、悪いところには一切触れないことでボロが出ない、という形もあると感じました。結局、質問というのは非常に大きな影響を持つものだと改めて感じました。
その点、やはりYouTubeのように尺の関係がないところでは、オープンに質問ができて、2時間くらい1人の候補者や1人の人にじっくり話をしてもらえるという利点があります。オープンクエスチョンが多いかなというふうに感じました。もちろん、クローズドクエスチョンをする場面もあると思いますが、他のYouTubeを見ながら比較すると、オープンクエスチョンの方が多いという印象を受けました。このオープンクエスチョンは自分でも使えるなと思いました。
データ分析をしている時にも、自分の思い込みや一方的な考えに偏らず、オープンクエスチョンを活用することで、より多角的な視点から分析を進めることができると感じました。その際に、営業やお客様に対して「どうしてこういうことをしたいんですか」といった質問を投げかけることで、相手の意図や背景を深く理解することができると考えています。
オープンクエスチョンとして「なぜそう思われたんですか」というふうにオープンに質問できれば、その方が考えている無意識のバイアスや仮説を引き出せるなと思いました。特に、相手の仮説や思い込みを引き出すようにすることで、より深い理解や効果的な対応が可能になると感じます。
一方で、クローズドクエスチョンを使う場面では、情報を限定的に引き出すことができる反面、相手に上から目線に聞こえたり、意図が伝わりにくくなるリスクもあると感じました。このバランスを意識しながら、質問の仕方を工夫していく必要があると思います。
まとめ
質問することで相手から情報が得られる。その際、クローズドクエスチョンではなく、オープンクエスチョンをすることで、自分が考えていなかった、知らなかった視点を相手から引き出すことができる。会話を通じて、相手の知らない情報や相手が知っている情報を得られるというのは、本当に価値のあることだと感じる。そういったことを無意識にできるように、質問の仕方を工夫していきたいなと、そう思ったところです。
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