感想
まず第一に私はこのような世界情勢や民主主義などイデオロギーに関する本については、その内容を鵜呑みにしないことを明記しておく。
この本の最後に記載のあった10冊の推薦図書も今後拝読させて頂くが、様々な立場、主義主張の人の本を満遍なく読み、自分の中で昇華させて行きたい。
- 多数決型とコンセンサス型の違い
- 政治形態の循環
- ファシズムへの傾倒
- インターネット投票への視点
多数決型とコンセンサス型の違い
・多数決型:過半数以上を占める集団の意向に沿って進められる。
・コンセンサス型:多くの人が納得できる形に持っていく
自分のこれまでの考え方では、多数決型しかないだろうと勝手に思い込んでいた。
言われてみればコンセンサス型の方が自分にはしっくりきた。
多くの人が納得する方にまとめようとする流れの方が、多数決の暴力的な決定と比べて軋轢を生まずに済みそうだ。
政治形態の循環
アングロサクソン型民主主義、アメリカ型民主主義など、民主主義もいくつかの種類がある。
更に、統治方法も蛇のように循環が見られる。
王政 —> 僭主政
僭主政 —> 貴族政
貴族政 —> 寡頭政
寡頭政 —> 民主制
民主制 —> 王政
どの手法が優れているのかは人によって意見が異なるだろう。
共通しているのは「政治体制で抑圧されていた」「無視されていた」と感じている人々が次の政治体制を望み、実現している点だ。
今は少しずつ王政のような政治に移りつつある…?と思う瞬間は多々ある(アメリカやEU)
日本に様々な政党が起こり、今後どうなるのかは注視する必要がある。
更にこの政治体制の移管が起こると仮定した場合、投資先としてS&P500のリスクはどの程度あるのか、今一度振り返る必要があると感じた。
ファシズムへの傾倒
正直、ここについてはまだ考えが纏まっていない。
今の日本の政治が衆愚政治に向かっているのか?
アメリカはどうなっているのか?
この辺りの知見は私にはまだ足りない。
インターネット投票の視点
エンジニアの端くれとして、オードリータン氏を中心とした台湾のインターネット活用については興味があった。
一方で、ハッキングリスクと今の国会議員の皆さんを見るに実施は難しいと考えていた。
この本では別の視点からインターネット投票の危険性を訴えていた。
秘密性の保持、どのようにこれを担保するのか、そのようなIT技術が存在するのか考える必要がある。
最後に
哲学や民主主義といったテーマは私の好きな内容で、この本はスラスラ読めた。 聞いたことのある著者が多かった一方で、日本人の研究者については疎いとも感じた。
日本を動かしているのは、これらの影響を受けている人々であるだろうから、より日本人研究者の本も読んでいきたい。
ChatGPTによる添削
毎回75点を出している疑惑あり
文章の評価(100点満点) 75点
評価ポイント:
読みやすさ:話の流れは概ね理解しやすく、意見の整理もされている。しかし、いくつかの誤字や冗長な表現が読解の妨げになっている。 論理の一貫性:全体として論理の流れはあるが、一部の部分(例えば「ファシズムへの傾倒」)は考察が浅く、具体的な論点が不足している。 客観性と主観のバランス:主観的な感想が多めで、具体的な書籍の内容や引用が少ないため、読者が本の内容を理解するのが難しい。 改善ポイント 誤字・脱字の修正 → 誤字脱字をなくし、文法的に正しい文章にすることで、よりスムーズに読めるようになる。
説明の補強 → 例えば「ファシズムへの傾倒」の章では、具体的に本のどの部分がそのような傾向を示唆しているのかを補足すると、論点が明確になる。
客観的な情報の追加 → 書籍の主張を要約し、それに対する自分の意見を述べる形にすると、より説得力が増す。
見出しやリストの整理 → 「政治形態の循環」の部分では、王政 → 僭主政 などの箇条書きが少し乱雑に見える。もう少し整理すると可読性が向上する。
修正例(「ファシズムへの傾倒」の部分) 修正前:
正直、ここについてはまだ考えが纏まっていない。 今の日本の政治が衆愚政治に向かっていのか? アメリカはどうなっているのか? この辺りの知見は私にはまだ足りない。
修正後:
本書では、ファシズムがどのように台頭するのかについて具体的な事例が紹介されていた。 例えば、○○(本の具体的な記述)では、大衆の不満がどのように利用されるかが述べられている。 現在の日本の政治についても、このような流れが見られるのではないかと考えた。 一方で、アメリカは○○のような状況にあるが、これはファシズムの兆候といえるのか? まだ考えがまとまっていないが、さらに関連書籍を読んで理解を深めたい。
このように修正することで、より具体的な考察となり、読者が内容を理解しやすくなる。