上役の話を聞ける、チャンスを逃すな

先日、研修で良い成果?をあげた褒美に役員の方と食事に行くことがありました

その中で得た学びについて、話せる範囲でまとめていきます

エンジニアに求められるスキル

昨今AIが出てきて、エンジニアの必須スキルも変化していきます

その中でなるほどと思ったのは、C言語のメモリ管理とサーバー(物理)を管理する話

今プログラミングをしている人の何割がメモリ管理に頭を使いながらコーディングしているでしょうか?

どのくらいの人が自分でサーバーラックの管理を経験したことがあるでしょう

そう言われてみると、今のエンジニアの必須スキル、とは言えない状況です

しかしひと昔前であればあった方が良い知識であったもの事実

今はメモリ管理を気にせず(気にした方が良い場面もあるでしょうが)コーディングも出来るし、AWSやGCPを使えばサーバーを準備する必要もありません

このようにエンジニアに求められる技術も変化していきます

この当たり前の変化の流れにAIが入ってきてる、と考える

そうするともしかしたらプログラミング言語を自分たちで選ぶことやリーダブルコードのような今当たり前の技術、スキルも不要になる日が来るかも

バイブコーディングで使い捨てのコードを書いてDXした方がコストも下がるし、良いものができる

AIの能力が上がったらより使いやすいシステムをまた作って、以前のサービスは消す

保守運用の割合が減っていく、なんて可能性も

そう考えるとAIを使い倒して行こうと再認識

まずは早く戦力として認められること最優先!

生意気な自己宣言が減った

特に印象深かったのは「自分が何をしたいのか、明確に宣言する人が減った」という話

会社の人数も多くなってきて、人事権のある人が従業員全ての顔とやりたいことがわかっているフェーズでは無くなってきたそうな

そうなると、自分が何をしたいのか声高らかに宣言、それも少し生意気なくらいの宣言をしないと上まで届かない

届いたとしても埋もれるような宣言では印象に残らないから意味がない(意訳)

ただ、年々そんな宣言をする人は減っているそうな

逆に言えば

  1. 宣言すれば目立つ!

  2. 退路が絶たれてやるしかなくなる!

  3. 結果、自分の能力も伸びるし宣言に共感して助けてくれる人も増える

という流れになる

自分の場合、一歩引く癖があるので思い切った宣言をして方が良いのかも知れない

優秀なエンジニアの副業に変化?

最近は残業規制とやらが入ったせいで、働きたいのに働けないことが増えてきている

そんな中で自分の能力を上げたいなら副業をしよう!という話

ここはデリケートな話もあったので、一般に言える話のみをします

それが、「エンジニアの副業案件って減っているのでは?」という話

統計的裏付けはないものの、そんな雰囲気があるとのこと

考えられる理由としては

  1. LLMの発達で、ある程度のサービス全般が置き換え可能になっていること

  2. 優秀なエンジニアとAIを掛け合わせて少人数で作るサービスの増加

  3. よくわからん

という話

特にAIの功罪が2面現れているのが個人的には面白かった

確かに今まさにこのブログを書いてるCursorも10人程度(初期は4名)で開発しているが1年で年間収益1億ドルを達成している

AIを上手く活用、提供すれば伸びる一方、LLM翻訳の精度が向上していることで、多言語対応は自然に行えるようになった

結果、常にシリコンバレーの最前線と戦う世界線になっているのかも知れない

追加すれば、少人数でサービスが作れるようになったからこそ、わざわざ副業として外部の人に頼まなくなったのも大きいだろう

少人数で進められるなら、フルコミットしてくれる人材で固めた方がスピードが出る

そうなると、副業をどうやって見つけるかよりも自分でサービスを立ち上げて実験するのがスタンダードになる現実が始まっている

あたらめて、働くとは

全体を通して特に感じたのは、

  • 「会社を使う」

  • 「エンジニアがどうやってお金を稼いでいるかよく考えること」

  • 「宣言して退路を断つ」

今日からできるのは、メンターやチームのメンバーに生意気とも取れる宣言をしてしまうこと

その上で、どうやって自分が価値を出すのか、そのために使えるAIや会社の資産は全て使う

さらに自分を成長させるのに残業規制が邪魔になるから、副業という形で自己研鑽の場を持つ

熱心に働くことを肯定してくれる新卒から入れて幸せだ思いつつ、埋もれないように精進しよう

最後に

「自分の中に立ち返ることができる言葉をもとう」

上役の話を聞ける、チャンスを逃すな

著者

semiramisu

公開日

2025 - 05 - 26

ライセンス CC BY-NC-SA 4.0