挑戦が人を磨く
いつも行く鞄屋さんに今日も今日とてお邪魔してきました
というのも店長さんがお店を辞められて、また自分の会社を作るという話を聞いたからです
私は、そのお店には月1回程度通って(勿論毎回購入できる程の余裕はない)仕事への向き合い方を学ばせていただいていました
結局、お店に伺って3時間半も立ち話をしてしまい、また多くのことを学ばせて頂きました
この中でも特に印象に残った、自分にすぐに活かせる部分をまとめます
# 挑戦すること
一番は「挑戦できる若いうちに挑戦すること」
この方は27の時には独立して店舗を持たれたそうです。
そこでの成功体験や上手く行かなくなった際のエピソードの濃さといったら
特に印象深かったのは、上手く行かなくなった時のメンタルと仕事への向き合い方
これは、複数のお店を持つようになり従業員を抱え、自分の教えを守れる人に店舗を任せた時
上手くいっている時は頼もしいが、売上不振になった際に上手く切り抜ける人がいなかった、とのこと
良い時は全て自分の手柄にできるが、上手く行かなくなった時に自分以外のせいにして駄目になってしまう人が多い
上手く行かなくなった時に、どんなリカバリーができてるのかが、本当に優秀かどうかを決めるとのこと
更にこの方が凄いのはそこで一部の店は畳んだり他の方に譲り、自分の1店舗だけにする
ただ借金がその不況でできたため、夜中はコンビニバイト、朝は新聞配達、それから日中店頭に立つ、そのバイタリティ
状況を一変させるような打ち手があるはずなく、その間を耐え凌ぐためには文字通り身を粉にして働くそのエピソードに驚愕でした
更に今から独立するのは怖くないですか? という問いにも、どのくらいなら食べていけるか、死なないか分かる、とのこと
これも結局、若い時に挑戦したことで自分の生活水準や独立した際のお金の出入りなどが分かっているのが生きているのだと思いました
まだ一度も独立なんてしたことない人間からすれば、上手く行かなそう、としか思えませんが心配事の90%は起こらないを実体験として知っているのは人生の強さに繋がると感じました
マーケティング 現場と上層部
加えて面白かったのはマーケティングの方法
ここは細かく話と問題になりそうなのでぼかしますが、何が売上を上げるために必要なのか?
手間が掛かるが後々効いてくる種を蒔くのが良いか、今すぐに分かる焼畑農業的ビジネスをするのか
分かりやすいのはハイブランドのライセンス商品
あれと同じことが自社商品に起こっていないか?
この視点は持つ必要があると強く感じました
まとめ
結局、私がこのお店で鞄を買うのはその鞄そのものの良さは勿論のこと、それを丁寧に説明して高いと思わせない話術があったからだと思っています
ものが良いのは当たり前
それだけでは売れない、なんて分かりきった話
現場でその商品を紹介するショップスタッフの腕が最も大事だと思いました
この知見はIT系でも生きるはず
というかそんな話をこんな年下の若造に3時間以上話してくれるような、そんな人になりたいと強く思った次第です
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