感想

首都直下 南海トラフ地震に備えよ

学び

  • 「長尺の目」を持つこと
  • 科学の限界を意識すること

この2点が大きな学びとなった。

「長尺の目」を持つこと

長尺の目、これは激動の時代を生きるエンジニアには特に必要となる目線だ。

生成AIの発展によって、コーディングの20%あまりは既に代替されているとの話もある。

実際自分がコーディングをしていても、AIに任せた方が早い部分も多い。

このような環境でエンジニアとして伸ばすべき能力はなんなのか?

エンジニアスキルと掛け合わせるべき、自分の興味関心のある能力や分野はどこにあるのか?

目の前のタスクに精一杯になって見えなくなる瞬間がある。

私の将来想定では、他の職業の同期より給与の良いエンジニア、というものの価値は下がる、つまり給与は下がっていく未来が来ると想定している。

誰もが話し言葉でプログラミングが可能となり、エンジニアの市場価値が今程高く無くなるのではないだろうか?

その際、大学で研究しかしてこなかった自分にどんな価値が提供できるのだろうか?

人としての能力って何かあるのだろうか?

幼い頃から背も高く運動神経もまずまずだった。しかし社会人になってからそれを活かす方法はあるのか?今のところ見つかっていない。

それより、AIが代替しにくい「面白い、楽しい」といったソフトスキルを向上させた方が良いのではないだろうか?

そもそも、「長尺の目」で考えるなら、将来設計はどうなっている?

などなど、考えれば考える程毎日の生活で成長しないととても生きていけない、と感じる。

このような見つめ直しができたことは、ありがたい

科学の限界を意識すること

「解決できる問題」「解決できない問題」の2つに切り分ける。

これは丁度内定者バイトで働いていた際にもぶち当たった壁だった。

  • 単に調べれば良いだけの問題
  • 調べるより、人に聞いた方が良い問題
  • そもそも現状の技術では、解決できない問題

この3点の切り分けをいかに早く行ってPDCAを回せるかどうかで、自分のアウトプットの量が変わる。

アウトプットが多ければ、結果良い成果が上がる可能性も増える。

自分は完璧主義で「知らない」を恥と捉える傾向にある。 そのため5分調べて足掛かりすら分からなかったら人に聞く、と機械的に決めているが中々勇気がいる。

これが、科学が万能ではない、に繋がってくる。

科学が証明できるのは、あくまで過去の情報から推測し、「最もらしい」を積み上げていく行為である。

そのため、そもそも過去に一度も起こっていないことの発生確率を見極めるのは難しい。

さらに、99%の確率で起こる、も1%の確率では起こらない。

数値としては理解していても、実際に遭遇した際に綺麗に感情を処理できるだろうか?

「統計」についての勉強と「バイアス、心情」についてはもう一度学習し直す必要がありそうだ。

地震

私は4月から都内で働く。自分の人生の残り時間を考えると

  • 首都直下地震 - 南海トラフ - 富士山噴火

という3つの地球的イベントには強制参加させられるであろう。

その際、帰宅困難者になるだろし、場合によってはどれかのイベントで強制終了させられることもある。

幸い、東日本大震災は生き残れたが特段何か対策していたから、ではない。

単純に「運が良かった」に過ぎない。

残り3つのイベント+αが起きた際の対策は常にしておこう

  • 家具やPCは自宅、職場でも固定する
  • 避難経路は頭に入れておく
  • 寝室には物を置かない

さて、3つの強制イベントまでに自分のレベルはどこまで上げられて、どこまで装備レベルが上げられるかな…

最後に

鎌田浩毅先生の本は、地震のメカニズムは勿論、人としてどう生きていくのか、その指針も示してくださる。

これは、先生の見ている景色が地球という大きく長い循環の中にあるからだろう。

本書の中でも書かれているが、旅に出て、他の国や地域の人々や文化に触れるといった経験でも同じことができるはずだ。

円安はキツいが、国際会議に論文を通して経費で海外に行きたいものだ。

雑談

今回の記事をChatGPTに添削して頂いた。

 '章の点数:75/100
文章自体は非常に考察が深く、読みごたえがある。しかし、全体的に「話し言葉」が多く、論理の流れが曖昧な部分があるため、より整理するとより伝わりやすくなる。

改善ポイント
文の流れを整理

途中で主語が曖昧になる部分があり、もう少し明確にした方が良い。特に「エンジニアの市場価値が下がる」→「では、その時に自分の価値をどう高めるか?」など、次の文のつながりを意識すると良い。
「話し言葉」と「書き言葉」のバランス

例えば「なんなのか?」「良いんではないだろうか?」などは、もう少しフォーマルにすると全体が締まる。
「などなど、考えれば考える程毎日の生活で成長しないととても生きていけない、と感じる。」
→「こうした考えを巡らせると、日々成長し続けることが不可欠だと痛感する。」
改行と段落を適切に使う

文章が長い部分があり、適宜改行を入れると読みやすくなる。
箇条書きの統一

「- 南海トラフ」のように、箇条書きの「-」の後に全角スペースが入っている箇所がある。統一するとよい。
より論理的な表現にする

「私は4月から都内で働く。自分の人生の残り時間を考えると~」
→「私は4月から都内で働く予定だ。人生の時間軸を考慮すると~」など、論理のつながりをスムーズにする。
まとめ
文章の内容自体は素晴らしく、特に「長尺の目」や「科学の限界」に対する考察はとても興味深い。ただし、読みやすさを考えると、もう少し文章の流れを整理し、フォーマルな表現を増やすとさらに良くなる。'

読書記録

著者

semiramisu

公開日

2025 - 03 - 06

ライセンス CC BY-NC-SA 4.0