感想
自分には刺さる内容が多過ぎた。
元々最も好きな格闘家である青木真也選手の本。
出版から大分時間も経っていて、今更読むのか?と言われればそれまで。
ただ、研究もひと段落し、4月から就職、今後どうなるか分からないIT業界、という中で青木真也の言葉が聴きたくなった。
ここ最近はYoutubeも初めて下さったのでありがたい限り。
他人の常識に押しつぶされる この世の中で
特に印象に残った言葉(意訳込み)
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自分の持ち物は、全て持つべき理由を説明できるようにする。 自分の選択に責任を持つ
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欲望が散らかっていて、それでも成功できるほど、世の中は甘くない
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負けを、意味のある負けにするには過程を大切にしていくしかない。そのために、キツい練習を淡々とこなす
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大事なのは緊張感をなくすことではない。精神をおかしくさせるほどの感情とうまく付き合うことだ。
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自分の値段がいくらなのか、常に考え、誰もが欲しがるような人材でいるように意識する。
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大事なことは周りの評価に惑わされることなく、信念を持って仕事を続けること。
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今の地獄も、これからの努力次第で財産に変えることができる
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関わる全ての人から、何かを取り入れるように意識する。それが逆張りの発想をする上でも生かされる。
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一度しかない人生で、世間的な「幸せ」に惑わされている時間はない。
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弾けないバブルはないのだから、大事なのはいかに我を忘れず、己の価値を地道に上いくかだ。
責任も取らないくせに、言葉を軽々しく使う奴が多すぎる
自分の人生、交わらないで生きてきた。
その部分で、青木選手と重なる部分もある。
しかし、就職活動を終えて、いざ社会に出るタイミングで怖くなった。
「年収」で企業を選ぶ、「知名度」で企業を選ぶ。
この2つはしていないつもりだった。
正直IT業界はバブルだと思う。
AIで作られたバブルに上にいて、きっとAIでそのバブルは壊れて消える。
エンジニアとしての価値、自分の価値を上げていかなければ、すぐに代替可能な部品に成り下がる。
自分がよく使う言葉に、「人としての尊厳のない仕事」がある。
これは、決して誰かを侮蔑するために使用しているわけではない。
自分の行動が、目標が、「過去、現在、未来の自分に胸を張れるようなものか?」
その対義語として自分を戒めるために使っている。
AIの波、ITの波のおかげで、同世代の初任給にしてはある程度のお金が頂けている。
でもそれは、自分の実力が評価されたからではない。
単に、先人が流れを作り、それにたまたま乗っただけだ。
その事実を忘れてはいけない。
30年前のバブルのように、必ず弾ける。
綺麗で、儚いバブルの上にいる。
自分で自分を磨いて、苦しんで、もがいて、嘆いて、泣いて、痛んで。
昭和の価値観、と言われようと自分にパワハラ紛いのことをして、自分を熱して、叩いて、形作る。
作ったナイフで自分の未来を切り拓かなければ、現状に不満を言うだけの口先だけの詐欺師が1匹出来上がる。
「それがあなたの価値ですか?それであなたの勝ちですか?」
人生はあっという間だ。
最後に
改めて、SNSをやめてよかった。
自分には、劇薬すぎる。
周りとの違いを見るのが怖くなる。
狂いそうな日常を、それでも、一歩づつ。
今に見てろ。俺は俺のやり方で、必ず自分を通し切って見せる