感想
ようやく、住民票の移動と読書週間の準備が整ったので、読書を再開!
これからは、読書記録が増やせるはず…
選定理由
今回歴史から学ぶ戦略本を手に取った理由
- 仕事で戦略を考える必要がある
- 考え方のツールが欲しい
- そもそも歴史が好き
まず気をつけておかなければないないのは、歴史から学ぶ際には意味や理由が後付けである可能性があること
単に成功したから、後から立派な理由がつけられているだけかもしれない、と疑う視点は忘れないこと
学び
・自分の強みを認識できているか?
・強みの生きる環境と、死蔵してしまう環境を理解できているか?
この2点は今すぐ考えなければいけないことだと感じた
正直、今は迷子だ
基本これまでは、周りと比較して劣っているところを探して補う方法で自己研鑽してきたつもり
最近、年上の人たちと話す機会が一気に増えて褒めて頂くことも多くなった
その中で、自分ではなんとも思っていなかった部分を強みと言って頂けたり、活かせる環境も教えて頂くことがあった。
どちらの指摘も自分が想像もしていなかった部分を提示して頂けて、自分を最も理解していないのは自分だ!と痛感した
結局、自分の強みとそれが活かせる場所、殺される場所を理解しないと、この先の戦略も考えようがない
まずは、ここから始める
弱さを認めることが、一番の強みになる
これ自体は、他の研究でも言われていた
人は自分の弱さを認め、人に話すことができる人を強いと思うし尊敬するって話
これを歴史という別の切り口から説明しており、納得感があった
特に戦争が題材のこの本の場合、最初は自分の弱さを知り、そこを参謀など自分より優れた人に任せることができる人が勝っていた
しかし、良い結果が続くと自分の手柄と感じ周りを遠ざけ始める
結果、弱さを補完してくれる人もいなくなって瓦解していく
弱さを認め、良い事は周りのお陰、失敗は自分の責任、と考えて行動できる人が強い
トップは、トップにしかできない判断を素早く行う
今は、平社員
もちろん会社のトップではない
さらに、自分は優柔不断、決断は遅い
その分、失敗する事は少ないが、チャンスを失ってきたことは多数!
で、大概において失ったチャンスを後悔する方が多い
自分の人生の舵取りは自分
つまり、常に自分の人生の責任者は自分
「トップとして決断を下す」必要がある
これは、成功報酬も、失敗の負い目もすべて自分に返ってくるということ
先ほどまでの話と矛盾するが、すべての責任が自分にある!
自分の人生のトップとして決断を下す、ということを念頭に置く!
今年の目標は、挑戦の数とそこからの学びの数を数えることにした方が良いかもしれない
失敗に目が向くが、挑戦し続ければ挑戦数は勝手に増えるので積み上がった気にもなるし
手段ではなく、目的を常に追い続けた組織が勝つ
AI、LLMなど技術進歩は著しい
これらのツールをいち早く導入できる人とできない人がいる
これまでのツールでも不便は感じていないし、問題なくやっていける
新しいものは学習コストもかかるし、導入チェックもいる
いくらでも言い訳はできる
そこで、「自分は何の為にこの仕事をしているのか?」を見つめ直す
手段は、目的を達成するための道具でしかない
結果がより早く、より良く出るのであれば、導入するべき
これは、「目的」を見失うと終わる
目的は何なのか? そのために何ができるのか?
大義は常に見えるように
ニッチで戦うなら、徹底的にゲリラ戦を効率化する
この章が一番目から鱗だったかもしれない
スタートアップがVCに資金調達する際によく聞くのが
「1兆円規模の市場です」
などの市場規模の話
確かに市場規模が大きいほど得られる利益は大きい(かもしれない)
でも市場規模が大きいということは、大手にとっても美味しい市場であるということ
数の暴力や最初に赤字を掘るビジネスモデルの場合、消耗線に持ち込まれる可能性がある
その際勝てるような技術的優位性があれば良いが、なければ大手に飲み込まれる
そこで、ニッチ市場を狙ってその市場規模を大きくしすぎない、という話は理解できた
AI時代、少ない人数でビジネスを回すことができれば、大手に比べて人的コストを抑えられる
そうすれば、ニッチ市場でも十分に食べていける
ニッチ市場を席巻し終えたら、その市場を拡大しても良いかもしれないし、別のニッチ市場を狙っても良いかもしれない
小さく初めて、市場の占有率を上げる
その為に何ができるか考える必要がある
最後に
正直、戦略本は無数にあるし玉石混交
生存者バイアスもかかるし、さらに再現性も怪しい
GEの良いに一時はもてはやされても、後から瓦解することもある
ただ、自分の思考の幅を押し広げるツールとしては有効だった
ひとまず、自分の強みと環境探しからかな…